吉岡富恵

地域リハビリテーション部 理学療法士

吉岡 富恵

吉岡富恵

ハーモニーで働いている理由(選んだ理由)と、
魅力を教えて下さい。

はじめて、ハーモニーこがの施設案内をしてくださった理学療法士さんの話がとても魅力的でした。
先ず『私服』で勤務する意味について、お話しいただきました。制服だと介護する側、される側になってしまうけれども、私服だとそれがない。また、上司を役職で呼ばず、みんな「○○さん」と呼んでいると聞いて「なんて素敵なんだろう」と思いました。この2つのエピソードを聞いた時、ハーモニーの理念〝ともに生き、ともに学び、ともに支えあう″と実践とが結び付きました。他にも在宅復帰を目指している方に対して、地域生活に帰ってからもできるようにと、パンをトースターで焼く練習をしている、冷蔵庫から自分で飲み物を取り出し飲んでもらうようにしているという説明も受けました。家では当たり前のように行われる動作が、施設では管理され利用者さんにしていただかないようにしている現実があります。しかし、ここでは当たり前のことを当たり前にしていると聞いて、リハビリを生活の中で実践することにこだわっていた私は、ここで働きたいと強く思いました。働いてみて、やっぱりそこがハーモニーの魅力だと思います。

働いている上で大切にしていることは何ですか?

人を存在させることです。無視をしないのは当たり前ですが、認知症のある方だと、「わからないだろう。」と決めつけられて、言葉遣いが悪くなったりします。それは絶対に許されることではないと思います。障がいがあっても、認知症があっても尊厳される存在であることを大切にしています。

働いてきた中で印象に残っているエピソードや出来事を教えて下さい。

一人暮らしをしていた方が、脳出血で倒れて車いす生活になりました。その方が病院から介護老人保健施設ハーモニーこがに来られて、もう一度一人暮らしができるようなリハビリテーションを行い、そしてそれが実現したことが一番うれしかったです。

吉岡富恵

未来に向けての目標や、夢を教えて下さい。

私自身や同世代の人が安心して年をとっていけるように、障がいがあっても、高齢者で以前のように動くことができなくなっても、自分自身のくらしを自分でつくることの出来る、そんな社会づくりに寄与出来ればと思っています。

就職活動中の学生さんに対して、
アドバイスやメッセージをどうぞ。

自分に何ができるかを考えるより、どんなことをしたいか考え、行動する方が楽しい人生が開けるのではと思います。ちなみに私は、小学生の頃『アルプスの少女ハイジ』でクララの歩くシーンに感動し、ハイジのような仕事をしたくって理学療法士になりました。今、とても楽しい人生ですよ。

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